2013.11.22 トピックス
「ガチ議論」企画参加パネリストのインタビュー
「ガチ議論」企画本番に先駆けて、参加パネリスト、ファシリテーターの方々にインタビュー・対談を行っています。
対談:文科省タスクフォース戦略室長 斉藤 卓也 氏 × 「ガチ議論」企画ファシリテーター・京都大学学際融合教育研究推進センター准教授 宮野 公樹
対談内容を書き起こしたテキストはこちら
インタビュー:元文部科学副大臣・元参議院議員 鈴木 寛 氏
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インタビュー:内閣府 総合科学技術会議 常勤議員 原山 優子 氏
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インタビュー:年会大会長・「ガチ議論」企画委員長・大阪大学大学院教授 近藤 滋
インタビュー内容のテキストはこちら
動画制作:カクタス・コミュニケーションズ
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理想像は皆持っているのに(多くの場合それはみな同じなのに)、何故それが実現できないのかが大きなテーマだと思います。Ustreamでの視聴、リアルタイムでのコメントも出来ますのでよろしく御願いします。ボストンですと朝の4時からですが、、、
それぞれのインタビューの内容について、コメントを可能にしていただけると便利なのですが。。
元文部科学副大臣・元参議院議員 鈴木寛 氏のインタビュー「問題解決に向けてイニシアチブを取るべきは誰か?」に関して、「私が一番頑張ってほしいと思っているのは社会科学者」であるというお話ですが、私は、一番頑張ってほしい、あるいは科学研究政策においてそういう発想が必要ではないか、というのは、「経営学」の発想であると思うのです。経営学も、社会科学の一分野というということで、確かにそうなのでしょうが。。例えば、経営学の発想から言えば、過去の成功体験がイノベーションの邪魔をするというのは、どんな経営学関係の書物にもいろいろな形で書いてあります。
私が別の項目で指摘した「深刻だが気づかれていない問題(個人の問題)」ということにも関係するのですが、やはり個人がリーダーになっていく過程で、それぞれのリーダーシップが評価されていない。こういう形で、政策の理念が無視されたり、捻じ曲げられたりして、政策や新しいシステムが「心の入っていない」ものになってしまう。ここが、本質的な問題なのだと思うのです。例えば、リーダーの方々は、どれだけの経営学の書物を読んだり、そういうコースに参加して、自分自身を鍛錬してきたという経験があるのでしょうか。学問的な業績とは別に、キャリア構築がなってないリーダーが多すぎるのです。
科学研究者の多くの方々は、表面的な仕組みの「カイゼン」ばかりに目がいってしまい、格好のよい美しい理想論ばかりを語りたがる。しかし、ここに留まっているうちは、日本の科学・技術政策は、絶対に変化しないでしょう。本質的な問題やタブーにまで、踏み込んで議論していただきたいと思います。