2017.09.29 トピックス
政党アンケートの案作成中 ご意見急募!
衆議院が解散され、来たる10月22日に総選挙が行われます。
サイエンス・サポート・アソシエーション(榎木英介代表)が毎年されている各政党への科学技術に関する公開アンケートに、サイエンス・トークスとガチ議論が協力させていただくことになりました。
現在、ガチ議論スタッフでアンケート案を検討しておりますが、アンケートに入れたほうが良い質問・文言のご提案や、アンケートに関するご意見を急募いたします。
この記事のコメント欄に書き込んでいただくのでもよいですし、ツイッターでコメントしていただければできるだけ捕捉して反映させていただきます。
昨年の参議院選での政党アンケートについては、以下をご覧ください。
https://news.yahoo.co.jp/byline/enokieisuke/20160707-00059701/
http://www.sciencetalks.org/senkyo_manifesto/
基本的には昨年のアンケート項目をベースにして、皆さまのご意見を反映させつつ、それらを改訂・追加するような形にするのが良いのでは、と考えています(手抜きですみません;ガチ議論スタッフも科研費申請などで多忙にしてます…)。
今年の3月に、ネイチャーで日本の科学技術がこの10年で大きく失速していることが指摘され、
タイムズ・ハイヤー・エデュケーションの世界大学ランキングでも日本の大学は軒並みランクを落としていることも明らかになっています。
一つや二つの大学が「失速」しているわけでなく、全体的に失速しているわけですから、これは日本全体の科学技術政策の問題に違いありません。つまり、これは政治の問題なのです。
政治のトップダウン的パワーがいかに強力かは、河野太郎さんのご活躍で、われわれ研究者にもよく理解できたのではないでしょうか。政治家に国民の意見を聞いてもらえる最も良い機会が選挙です。
時間があまりありませんが、研究者コミュニティの考えを国会議員の方々に伝えることができるようなアンケートをぜひ作りましょう。
ガチ議論スタッフ
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コメントはできるだけ下のボックスからご入力ください。
アンケート作成し、各政党にFAXとメールで送付していただきました。http://www.sciencetalks.org/senkyo_manifesto2017/
ご協力ありがとうございました。
住井さん、ご提案、有難うございます。
あまり漠然とした質問だと回答が難しくなってしまうので、以下のような質問案を考えてみましたが、いかがでしょうか。
——
平成16年の大学法人化以来、文科省主導によるいわゆる「大学改革」を目指した各種プロジェクトが膨大な数、行われてきました。一方で、時を同じくして、日本発の論文数の相対的な低下が生じ[URL]、また日本の大学の世界ランキングも軒並み低下しています[URL]。文科省主導の各種プロジェクトへの申請・報告・評価などの作業が、むしろ研究者の教育・研究時間を圧迫し、日本の科学技術の相対的な地位の低下を招いており、競争・改革は各大学・研究機関の自由で自発的な活動にまかせるほうがベターである、という意見があります。これについて、貴党のお考えをおきかせください。
(ア) これまで通り、文科省主導の改革を中心に進める
(イ) 各大学・研究機関の自由な裁量による改革が進むような環境を整備する
(ウ) その他(以下のスペースにご記入ください)
山形さん、ご提案、有難うございます。
大学院無償化については、以下のようなアンケート項目を入れてみるというのはいかがでしょうか。もしよろしければ、[URL]のところに入れる、何か適切なページをお教えいただけますとたいへん助かります。
あと、「科学研究を新しい財源で支援する」というのは具体的にどういうことでしょうか?
—-
教育の無償化について、幼稚園から大学までの教育についての議論がしばしば報道されています。しかし、高度な訓練を受けた科学技術関連の人材を育成するための「大学院」の無償化については、ほとんど議論されていないようです。先進諸国では、大学院生の授業料の無償化、さらに金銭上の支援をしている場合も多数あります[URL]。大学院生の授業料の無償化について、貴党のお考えをお聞かせください。
(ア) 積極的に検討したい
(イ) 検討はしない
(ウ) その他(以下のスペースにご記入ください)
「コメントの趣旨がよくわからない」けど、「ノーベル賞が10人くらいは出る理論」はありますよ。定年後に、1人で、10年かけて、開発した内容なので、海外には発表していない内容です。分子生命科学では、意識は無視するのですが、それは、目に見えないからです。しかし、目に見えなくても、見えるような技術を工夫して、定量的に、計算することが可能に成ります。例えば、「主体の単位」は、自我の情報単位に成るわけです。DNAの情報単位は、ATCGの4種類の塩基であるが、光子の情報単位を用いれば、無数の”情報遺伝子”を、理論的に、探索できることに成ります。塩基の情報単位の場合、構造遺伝子の数は、ほぼ、2万種類で、”ヒトゲノムの暗号探し”は終わっています。それでも、DNAの10%程度で、90%はガラクタ(ジャンク)と呼ばれています。実際に、DNA鑑定では、で「遺伝子とは、別の領域」を分析しているようです。地球上には、70万人の人間の多様性があることを意味します。この多様性の、それぞれの特徴が、DNA鑑定をかのうにしているはずです。この視点から見れば、素人の政治家にも、分かり易いというような形式でコメントするのでしょうか?ともかく、「意識の構造と機能が可能に成る」といっても、理解不能でしょう。西欧の歴史に、存在しない概念ですから。だけど、解説する機会さえあれば、説明可能なんです。現状の分子生物学で、不可能と考えていることが、研究可能に成るのですが、現状の研究者には、知りたいという動機がないようなのです。質問があったら、メールを頂ければ、説明します。
https://higashiakifumi.wixsite.com/ishikinokagaku
入力がうまくできなかったので、試験的に投稿しています。無視してください。後で消します。
「いわゆる大学改革により日本の大学の世界ランキングが急速に低下していることについてどうお考えかお聞かせください」
今回の選挙では、「教育」についての負担のあり方が、その財源(消費税、新しい国債など)を含めて、政策上の提案あるいは争点となると思います。
教育について、幼稚園から大学までの教育についての議論はしばしば報道されている。ところが、高度な訓練を受けた人材や研究人材を育成するための「大学院」の問題については、ほとんど議論されていないような印象を受けます。日本以外の先進諸国では、大学院生の授業料の無償化、さらに金銭上の支援をしています。教育についての財源についての議論には、大学だけでなく「大学院」も含めるべきと私は考えます。大学院生の支援を含めて、大学院教育についての財源はどのように拠出するべきとお考えでしょうか。
また、大学院での教育は、「研究」についての直接的、間接的な支援とも密接に関わっていると思われます。従って、新しい財源についての議論には、教育だけでなく、「研究」をめぐる様々な問題も含めるべきであると思うのですが、科学研究を新しい財源で支援するという可能性についてどうお考えでしょうか。