【帰ってきた】ガチ議論
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留学経験者は、海外日本人研究者のネットワークと、留学後のキャリアパスの整備を渇望している!

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近年の日本ではグローバル化への危機感などとして留学を促進しようとする向きがあります。しかし、現在どれだけの日本人がどのような形で留学しているのか、その後のキャリアパスはうまくいっているのかなど、その実態を包括的に把握できてはおりません。留学経験者などからのフィードバックも十分に得ないままに日本国内での印象論もしくは少数の個人の経験談だけで留学促進の話をしている現状です。多くの留学経験者が留学を通して貴重な経験をしたと感じているのは事実でしょう。しかし留学での経験がステップアップまたキャリアアップに直結して生かされているかは個人次第であるのが実情と思われ、国としては、留学者数をただやみくもに増やそうとするのではなく留学でより実質的な成果を達成できる体制、そして帰国して活躍できる場を設けて、その成果を最大限に社会に還元してもらえるようなキャリアパスを整備することこそが、戦略的に重要かつ効率的であり、より豊富でち密な情報をもとに将来が見通せる留学を設計する事ができるように支援すべきではないでしょうか。

研究留学の実態を大規模に把握すること、また研究留学の問題点とその改善方法を探る為に、私達United Japanese researchers Abroad(UJA)は大規模アンケートを行いました。以下が膨大なアンケート結果をまとめたエッセンスです。

海外には自由な雰囲気、共同研究や人的交流の機会があり、雑用が少なく、そして有能なボスがいる。留学先から給料を貰うのはもはや主流。語学力向上、留学先ラボの情報収集に力を入れるべきだったと反省。3年程度を見込んだ留学は更に長くずれ込みがちであるが、留学を長すぎたとは感じず、もっと居たいと思うのが多数派であった。研究成果は期待ほど出ない場合が多いが、それでも得るものは大きく、留学について後悔したのは1%以下であった。留学後の将来展望は柔軟に考えているものの、日本に帰れなくなる可能性や情報不足の危機感が強い。海外日本人研究者のネットワークと、留学後のキャリアパスの整備は渇望されている。

詳しいアンケート結果は以下をご覧下さい。
「研究留学に関するアンケート2013」結果のダイジェスト(PDF, 0.6MB)

「研究留学に関するアンケート2013」結果発表(PDF, 2.2MB)

更にUJAは、2013年分子生物学会年会用の4つの特別イベントを通じて、本年会をモリモリ盛り上げていきます。本イベントの詳細はこちらから!

Finding the Way !
海外留学を考えている方へ、世界の研究者を結ぶ架け橋:12月3日(火)~5日(木)16:00~17:00@第11・12・14会場(神戸国際展示場2号館2階•3階)

「生命科学研究を考えるガチ議論」にて大規模アンケート結果発表!:12月5日(木)18:00~20:00@第6会場(神戸国際会議場1階メインホール)

世界を結ぶソーシャルネットワークのご案内!UJAブース:12月3日(火)~5日(木)16:00~18:00@ポスター会場3・ポスター番号1055付近(神戸国際展示場2号館2階奥)

Unite the World!(飲み会):12月6日(金)18:00~20:00@理研CDB C棟 1F

ご質問などございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
uja.mbsj2013@gmail.com

会場にてお会いできますこと楽しみにしております。
UJA運営一同

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